食虫植物を使ったツノガエルのテラリウム制作
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ツノガエルのためのテラリウムの作り方シリーズ。
今回は食虫植物である「ウツボガズラ(ネペンテス)」をメインにしたテラリウムを作ってみました。その制作過程および作り方を紹介します。
完成したテラリウムのフォトギャラリー




「食虫植物!?」と思うとかなり育成が難しいように思えますが、ネペンテス(ウツボカズラ)は意外にもテラリウムで育てやすい植物です。
近年はホームセンターでも取扱いがあり、水やりと環境がハマればグイグイ育つので興味があれば是非レイアウトに使ってみて下さい。
スペック | |
---|---|
ケージ | GEX グラステラリウム ナノキューブ (約幅21.5×奥行21.5×高さ22.7cm) |
照明 | コトブキ フラットLED |
底床材 | ハイドロコーン、SUDO フロッグソイル、造形君 |
植栽植物 | ネペンテス、フィカス・プミラ ミニマ、グズマニア・テレサ、アラハシラガゴケ |
生体 | アマゾンツノガエル |
制作手順
基本的なテラリウムの作り方は「【ツノガエル用】木の巣穴の苔テラリウム制作ノート」にて解説していますので、制作手順のみ紹介します。詳しい解説はそちらをお読み下さい。
ケージの選定

今回「グラステラリウム ナノキューブ」をチョイスしました。
魚用のガラス水槽でテラリウムを作る場合もありますが、カエルをテラリウムで飼育するならグラステラリウムが抜群にオススメです。(この辺の解説も上の記事を参照下さい)
ベースの作成
下から順に「軽石」→「鉢底ネット」→「ソイル」→「造形君」でカバーという手順でベースを作ります。(いつのもツノガエルセット)


今回軽石としては「ハイドロコーン 中粒」。安い軽石だと粒がデカくてかなりサイズにムラがあるため、品質の良いハイドロコーンが良いと思います。
ソイルは「フロッグソイル」を使用しましたが、これに関しては粒サイズが鉢底ネットを網目以上であれば何でも良いです。
造形剤と素材で地形を作る
造形剤と用意した石・バージンコルク・流木などを使ってレイアウトスタート。素材を色々置いてみながら「あーでもない、こーでもない」と作っていきます。



今回は造形君を6Lぐらい使いました。この後植物も植えていきますのでほどほどに。
作り方のコツとして、カエルの住居となる部分は思ったより広くとった方が成長も見越せるのと、気持ち深く掘った方がカエルが落ち着いて掘る性質を弱めることができるので、その辺を念頭におきつつ作ると良いかもしれません。

植物の植栽
植物は土を適当に落として造形君で根っこをカバーしつつ植えます。
あらかじめ植えるところの地形(造形君)をくり抜いておいて、そこに差し込む形でやるとやりやすいと思います。




ネペンテラスの他、別のテラリウムで育った「グズマニア・テレサ」、あと雰囲気づくりに「フィカス・プミラ ミニマ」も植えました。

上記ではグズマニア・テレサを地面に植えていますが、後から見るとこれは地面より高い位置に植えた方が良いですね。根腐れしやすいので参考の際はご注意下さいませ。
苔の敷き詰め
植物を植え終わりましたら、あとは「アラハシラガゴケ」を適当に敷き詰めて完成です!

基本的な管理や解説については(繰り返しますが)以下記事を御覧くださいませ。
ネペンテスの育成ポイント
今回食中植物である「ネペンテス(ウツボカズラ)」を植栽しましたが、本テラリウムで育てるには「植物が育つライト」と「植栽場所(水やり)」、この2つがポイントになります。
植物が育つライト
観葉植物もそうですが、植物の育成に効果があるライトが必須。
光合成できる光が無いと植物は育ちません。設置しない場合は段々枯れていくことになるので必ず設置しましょう。


ライトは様々ありますが中には植物の育たないものもあるのでその点には注意。本テラリウムではコトブキの「フラットLED」を使用していますので、迷ったらそれがオススメです。(隣にテラリウムがもう1個あって、45cmサイズモデルを共有しています)
詳しいライトの選び方については以下記事をご参照下さいませ。
植栽場所(水やり)
ネペンテスはポトスやフィカスなどの強健な観葉植物と違い、根腐れする植物です。
根が常時濡れている状態だといずれ腐ってくるので、植栽場所は地面ではなく地面より高い位置に設置するのがポイント。高い位置に置くことで乾きやすく、根腐れを防止できます。

地面に植えても良いのですがそうすると水やり頻度をだいぶ控えないといけなくなります。そうすると周りの植物が水不足で枯れてきますので、ネペンテスの植え付け位置は工夫した方が良いでしょう。
もちろん乾きすぎるとそれはそれで枯れてしまうので、うまく水やりの調節が必要です。
なおネペンテスにピンポイントで水やりできるよう霧吹きは「ノズル付きの噴霧器」が良いでしょう。
私は上のような蓄圧式でノズルが長いものを使っています。(多分同じ製品)
振り返りと反省ポイント
今回植栽の反省ポイントとして「グズマニア」は地面に植えたのは失敗でした。根腐れして枯れる方向に。
グズマニアを植えるなら乾きがちの上側に植えるのがオススメ。本レイアウトの代替植栽としては「アヌビアス・ナナ ”プチ”」とかが良いかと思います。
そして一番の失敗ポイントはまぁ当然なんですが、用意した巣穴は小さかったです。

15cmのテラリウムで飼っていたアマゾンツノガエルのお引越し用に作ったのですが、デカくなって3ヶ月でお引越しすることになりました。
陸上のイモリなどは長く使えると思いますが、「ナノキューブ」サイズであればケージのほとんどが巣穴となるレイアウトの方が長く使えるでしょう。もしくはケージサイズをグラテラ3030などアップするのも良いですね。
反省を活かして作成したのが以下のレイアウトなので、よろしければご参考下さいませ。
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