レプタイルガーデン レビュー|グラステラリウムとの違い・欠点も解説
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大手カミハタ養魚からテラリウムケージがリリース。
既存定番製品である「グラステラリウム」との違い、気になったポイント・欠点などを含め、レビューします。
結論:レプタイルガーデンはテラリウム用に抜群に使いやすい良ケージ
「レプタイルガーデン」は利便性・鑑賞性が抜群で「テラリウム」や「アクアテラリウム」用途であれば、かなり相性の良いケージです。
特に定番ブランドの「グラステラリウム(PRO)」と比べ、扉受けなどの黒い樹脂パーツが非常にコンパクトで、鑑賞性能が高いのが最大のメリット。観察時に部品に邪魔されにくいです。

右:レプタイルガーデン 3032
右側がレプタイルガーデンとなりますが、見ての通り前面の黒いパーツが少なく、テラリウムなどで鑑賞するユーザにとってはかなり優位になります。
フロントガラスの開閉も片手で簡単にできる方式で、その他のケージと比べても使い勝手・メンテナンス性は非常に良かったです。
実レビューは詳しく後述しますが、先に分かりやすく30cm規格ケージ同士で比較表にしたのがこちら。
| 項目 | レプタイルガーデン | グラステラリウムPRO |
|---|---|---|
| 結論 | 鑑賞性重視 上部フタ開閉重視ならこちら |
定番感・通気調整など多機能性ならこちら |
| フロント鑑賞性能 | ◎ 非常に良い (上側ガラス19cm) |
△ やや狭い (上側ガラス15cm) |
| ガラス扉の開閉 | ◎ ロック解除~開閉まで指2本でスムーズ | ◎ ロック解除は圧倒的に楽 (ガラス開閉はややクセあり) |
| 通気性 | ○ 標準的 | ◎ 調整可能 |
| 光透過率 | △ 約57% | ◯ 約70% |
| 上部フタ開閉 | ◎ スイング開閉可能 | △ 取り外し式 |
| おすすめな人 | テラリウムで飼育する人 | 無難に定番を選びたい人 |
ただし、大きなデメリットとして、レプタイルガーデンは現状、横幅30cm以下の「3045」「3032」「2032」の3モデルのみであることです。
よって横幅または奥行45cm以上のケージが必要な場合は、「グラステラリウム 」「グラステラリウム PRO」などのケージを選ぶことになります。
2026/06追記:
以前はレプタイルガーデンの方がグラステラリウムPROより一回り高い市場価格でしたが、現在は市場価格がグラステラリウムPROとほぼ同じで販売されることが増えました。価格差が小さいなら、鑑賞性・上部フタの開けやすさを重視してレプタイルガーデンを選ぶ価値はかなり高いです。(店舗により取り扱い価格は変わるので参考までに)
特に30cm幅以下で見栄えの良いテラリウムを作りたい場合、価格差が小さいタイミングならレプタイルガーデンはかなり有力な選択肢になります。
製品の概要

「レプタイルガーデン」は神畑養魚株式会社(カミハタ)よりリリースされた、爬虫類・両生類用ガラス製ケージです。
カミハタが手掛ける飼育ケージ類は「ジャイアンガーデン」というブランドで展開しており、それは2024年7月22日にスタートした比較的新しいブランドになります。
そのジャイアンガーデンの中で「レプタイルガーデン」は、スイングドア扉のモデルシリーズで、前面下部に通気口付き、金属メッシュのトップカバーが大きく開くなど、レイアウトやメンテナンスをしやすいシリーズなのが特徴です。現マーケットの定番製品だとGEXの「グラステラリウム」が類似・競合製品になりますかね。

さて「レプタイルガーデン」は、現状20cmで高さ30cmの【2032】、30cmキューブの【3032】、30cmで高さ45cmの【3045】の3種類のみがラインナップされています。
| ラインナップ | 本体サイズ |
|---|---|
| 2032 | 約20.8×20.8×32cm |
| 3032 | 約30.8×30.8×32cm |
| 3045 | 約30.8×30.8×45cm |
※なお同ジャイアンガーデン内で「フォーダブルレプタイルガーデン」などもありますが、本記事でレビューするのは何も冠していない「レプタイルガーデン」(無印)になります。
開封・本体の様子
レプタイルガーデンの3045を実際に開封してみます。
※2025年6月に購入したものです。仕様は変更される場合がありますので、その点はご留意下さいませ。

開封すると取説が中に入っています。



シリコンの塗り具合はこんな感じ。モリモリ方式で安心ですね。
魚用のガラス水槽を見慣れてる人からすると批判的な意見が飛んできそうですが、爬虫類ケージって結構ガシガシ清掃するんで個人的には多めの方が好印象です。

黒いゴミみたいなものが多数付いていますが、これは全部シリコンのカスでした。
シリコンカスは手で簡単に取れるんで実使用は問題ないのですが、あちこち多数ついてますしちょっと気になるポイントではあります。

また扉前面にもシリコンがはみ出ている箇所がありましたので、全体的にシリコン処理への認識が甘いように感じます。
前面通気口

グラテラと同じく前扉に通気口が空いております。温められた空気が上フタから逃げるので、ここから空気がつられて引き込まれる仕組みですね。

横長タイプの穴になっています。トリニドショウジョウバエがギリギリ通れましたので、どうせならギリギリ通れないぐらい薄くして欲しかったところ。(パッケージにもヤドクガエルが書いてますので・・・・)
スイングドア部

スイング扉は左側を中心として開くタイプです。
ロック部分には穴もあいているのでワイヤーロックも取り付けられる仕様となっております。

扉は突起を上にクイッと上げてひけばそのまま開けます。
グラテラや安いケージだとロック機構が本体側にあるのですが、レプタイルガーデンは扉側にありこれがめちゃくちゃ良いです。これは後で詳しく説明しますね。とにかく使いやすいです。

前扉ガラスと横ガラスとの隙間はほんの僅かだけ隙間がありますね。僕の購入したものは下部に若干の隙間がありましたが、上部には隙間がみられませんでした。

なのでガラス扉がわずかに斜めにはなってはいましたが、かなり注目して見ない限り分かりませんし、そもそも高さ45cmケージでこれだけ歪みがないのは品質としては十分かと思います。(あとここはおそらく個体差があるかと)
フタ

フタはロックが4隅の4箇所についており、ロックを外すと扉全部が外せます。

非メーカーの某安価ケージと比べ、背面に謎の隙間があったりしないので特に問題なく作られているなという印象。やはり大手会社だけあってちゃんと作られていますね。
さてフタ部分のロックは4箇所ありますが、前部2つまたは後部2つのみロックを残したままにすればスイングして扉がオープンできる仕組みとなっています。

特に3032のキューブタイプならありがたいポイントになっているのではないでしょうか。

メッシュ部分はガッチリとした網目です。取説によりますとこのメッシュ部に保温球やUVA/UVBの紫外線球を載せることが出来ますとのこと。(その際フレーム部分には当たらないでね、とも)
網目のサイズは結構大きめ。パッケージにヤドクガエルが掲載されているものの、ヤドクガエルのメインエサとなるトリニドショウジョウバエは普通に逃げる穴サイズなので注意。
穴がでかい分、通気性はかなり良いんでツリーフロッグにはプラスなものの、ヤドクガエルにとってはマイナスです。
ラニトメヤ属など小さいヤドクグループは通常キイロショウジョウバエのバラマキだと思うんですが、そういうのはPCP3045を使ったほうがいいですね。

また上部フタがスイングするための穴が、ケージ内を貫通して隙間となっているので、ここからもショウジョウバエが通過します。
上部フタがスイング開閉する際、90度を超えて開閉する時に留め具が前後に可動しますが、それ用に広めのマージンが確保されているようですね。
コード穴

フタを閉めててもコードが通せる穴は背面の2箇所にあり、それぞれ2つのコード穴が設置されています。(合計4穴)

電源コードやエアーチューブなどを通すことが出来ます。

使わない場合はスライドでフタができるんで、この部分から脱走する心配はありません。(ここ逃げないように作り込んでいるのに、フタのスイング部の隙間は何とかならなかったのか・・・??)

コード穴のサイズは6mmのエアーチューブはもちろんのこと、電源タップに使われるような太めのコードもギリギリ通せます。(実際に写真に写っているコードは電源タップのもの)
水張り部分

水張り可能なのは7cmぐらいです。(上の写真は定規の端が0.5cmあるので、目盛りより多め)
使用感・レビュー
さてここからは実際に使ってみたり、実使用を評価していきます。
扉の開放が抜群にしやすい!
レプタイルガーデンを実際に触ってみて、めちゃくちゃ好印象だったのがガラス扉の開け方およびロック方式です。


ロック機構はスイングする扉側についておりまして、これを上に引き上げればロック解除。そしてそのロック解除した手をそのまま引けば開放できるんです。

定番のグラステラリウムを始め、多くのガラス扉ケージはロックがケージ側についているのが基本なので、ロック解除後に指を離してガラス扉部を触るという工程が必要になっているのですが、このケージはロック解除した指でそのまま引くだけ!!
私は多くのガラスケージを触ってきましたが、ここまで楽にガラス扉が開けるケージは初めてです。本当にめちゃくちゃ良いです・・・。
フロント扉はだいぶスッキリ

従来のガラス扉ケージと比べると前面の扉受けの部品がかなりスッキリして、非常にスタイリッシュ。
個人的にはケージはほとんどテラリウム化するのですが、レイアウト部分が広く見えるようになって驚きました。更に扉が2枚ではなく1枚なので余計な隙間などもなく、鑑賞性は非常に高いです!

上の写真はレプタイルガーデンが気に入りすぎて、思わずテラリウムを作ったものですが、今まで扱ってきたガラスケージの中では圧倒的な鑑賞性です!
光の減衰率
30cm用のライト(GEXクリアLEDパワーⅢ300)を設置し、フタ有りと無し時のルクスを測定します。それによりフタでどれだけ光量が減衰されるかをチェックします。

蓋なしで1,087Luxのところ・・・

フタをすると554Luxまで低減。51%まで光量が減衰する結果に。
メッシュサイズは大きめなもののガッチリ作られていますし、周りの黒枠部分も大きいので結構な減衰がかかっちゃいますね・・・・。テラリウムで使用する場合はこの減衰率を考慮に入れてライトを選ばないと植物がイマイチ育たないということになるので注意すべきでしょう。
別途1,000~2,000円でガラスをオーダーカットしてはめ込むことで解決しますが、そうすると通気性は落ちちゃうんでツリーフロッグとしてはイマイチ。外周の黒枠部分がもう少し小さければ良かったのですが・・・・。
ミストノズルは結束バンドで固定可能
本格ミスト装置を設置する場合、ミスト穴が付いていないケージであれば、通常マグネットで挟み込んで固定が必要になります。
レプタイルガーデンもそうやってノズルを設置するしか無いかなと思っていたところ・・・・


結束バンドが網に入ったので、結束バンドで固定可能でした!
上のメッシュ穴が堅牢で網が粗めなことにより、結束バンドでミストノズルを固定できるのは凄いメリットです。
中央にノズルを設置するというアクロバティックなこともでき、ノズル穴が固定されているケージより自由度は高いですね!これは嬉しいポイントでした。
グラステラリウムPROとの比較

ガラス製で前扉が開くケージといえば、GEXが販売している「グラステラリウム PRO」シリーズが現行定番ですね。
レプタイルガーデンには30cm以下モデルしかありませんので、「グラステラリウム PRO 3030」と「レプタイルガーデン 3032」を実際に並べて比較してレビューしていきます。
(※旧グラステラリウムの30cm~45cm規格モデルは廃盤になりました)
外観

右:レプタイルガーデン 3032
比べてみると圧倒的にレプタイルガーデンの方が鑑賞面積が広いですね。
前面下部の扉受け(通気部)の大きさの違いに目がいきますが、グラステラリウムPROは上側の黒縁も幅をとっているのでかなり圧迫感があります。

上側のガラス幅を図ってみたところ、レプタイルガーデンは19cmに対し・・・・

グラステラリウムPROだと15cmほどなので、レプタイルガーデンの方が26%も上側ガラスの鑑賞部分が広いということになります。
また鑑賞面積が圧迫されている理由は前ガラスの縦幅以外にもありまして、

グラステラリウムPROはケージの底上げが高く、同じ高さであっても狭いです。
亀やトカゲなどシートヒーターを使うのであれば高い方が有利な可能性がありますが、テラリウム用途であればリフトアップは出来るだけ無い方が良いかと思います。
(私、シートヒーターが必要な生き物を飼育したことないので本当にどっちが良いかは分かりません・・・・)
フロントガラスの開閉
レプタイルガーデンでは「ロックを上に引き出してそのまま引っ張る」という開閉方式でしたが、グラステラリウムPROでは「プッシュ式」でロックを外して開閉するという方式になります。

扉を押し込むと・・・・

このようにロックが解除されて開きます。ロック解除はグラステラリウムPROの方が簡単ですね。
ただ持ち手がないんでロック解除後は手で「浮いたガラスを掴んで開く」という工程が別途必要になります。一方レプタイルガーデンでは「ロック解除後、そのまま引ける」ので、個人的にはレプタイルガーデンの方が楽でした。
上部フタ

上部フタはグラステラリウムPROではステンレスの細かいメッシュになっています。

かなり細かいので、レプタイルガーデンのようにミストノズルを固定する結束バンドは入りません。(厳密にはねじ込めば入るんですが、網が拡張変形して元に戻りません)
特筆点として、グラステラリウムPROでは上部フタのロックがケージ内部にあることです。

このように内側にロックがあるので、上フタの開閉に必ずフロント扉の開閉を経由しないといけません。これは上フタの開閉を頻繁にするユーザーには大きなデメリットです。
またレプタイルガーデンのようにスイングして開閉することはできず、ただ取り外すだけなのでその点も大きな差異ポイントになりますね。

フタによる光の減衰
上部フタによる光の透過率をそれぞれ測ってみます。(GEXクリアLEDパワーⅢ)

30cm規格ケージでの結果はこちら。
| 測定結果 | 透過率 | |
|---|---|---|
| レプタイルガーデン 3032 |
1764Lx→1036Lx | 57% |
| グラテラPRO 3030 |
1869Lx→1310Lx | 70% |
グラステラリウムPROの方が光を無駄なく照射できています。大体1.2倍程度優れていますね。
通気性はレプタイルガーデンの方が良いと実感していますが、レプタイルガーデンはフタ4辺の黒樹脂パーツが大きいので、その辺がネックになっているように感じました。
グラステラリウムPROにしか無い機能
全体的な基本機能は劣っている印象の「グラステラリウムPRO」ではありますが、レプタイルガーデンには無い多機能さ色々備わっておりますので、ここは触れておきます。
ミスティングガイド

グラステラリウムPROの上側両端にはモンスーンの噴霧ノズルを固定できる「固定穴」と「ミストチューブ用ガイド」が備わっています。
これによりスタイリッシュにミストノズルを設置できます。
(一方でフタのメッシュが細かいので結束バンドでのミストノズルの固定は、無理やり網目を広げないと不可能です)
通気調節機能

グラステラリウムPROでは、フロントの通気口が調節できるようになっています。
できるだけ湿度を上げたい・逆に湿度を下げてカラカラにしたい時に調節が効くのは便利ですね。
ただしこの部品のせいで前から見た時のパーツの圧迫感があります。
ランプステー付き

グラステラリウムPROでは30cmモデルでもランプステーが付いています。
30cm規格ケージでは使用者が少ないとは思いますが、紫外線やスポット保温球など、電球タイプのランプが付けられるのは一部の愛好家にとって嬉しいところ。
その他細かい点につきましては、別途レビュー記事がございますのでそちらをご参照下さい。
総評

私はテラリウムでカエルを飼育する用途がメインなのですが、「非常に使い勝手の良く、視認性の高いケージが登場したな!!」と感心しました。
定番製品はGEXの「グラステラリウム PRO」ですが、それと比べて扉受けが非常に小さい上、ガラス扉の開閉のしやすさが非常に優れております。特に扉の開けやすさは過去使用したケージの中で最も良いので、日々のメンテナンスは非常に楽になること間違いありません。
「今後はこれをベースにテラリウムを作っていきたい」と思うほどの完成度で、実際に初回購入後に買い続けて、トータル9個も買ったほど気に入っています!!

ここはイマイチ
絶賛しがちになりましたが、上フタは明確に一長一短なので再度補足しておきます。
メッシュは粗く頑丈で、通気性は抜群に良いもののショウジョウバエは逃げる穴サイズ。一方のグラステラリウムPROは通気性は落ちていますが上フタからハエが逃げることはありません。
フタのスイング機構も便利ではありますが、それにより4辺の黒い樹脂パーツが大きくなっており、ここがライトを減衰してしまいます。
よって上フタは評価が分かれるところですね。通気性・開閉性のどれを重視するかで、評価が変わる部分だと思います。
テラリウム用としては非常にオススメ
とはいえ「前面のすっきり感」「ガラス扉の開けやすさ」「上部フタのスイング開閉」は、かなり優秀です。
大型のヤドクガエル・ツリーフロッグのテラリウム用途であれば蓋の樹脂パーツがデカい以外欠点がほぼありません。

水張りを活かしたアクアテラリウムも・・・・

このような縦型のツリーフロッグ用テラリウムも鑑賞面が非常にスタイリッシュです。
ミストノズルも堅牢なフタメッシュにより、結束バンドで簡単に固定できるのも評価ポイント。テラリウムであれば是非とも本ケージを使いたいと感じますね。
グラステラリウムPROより値段が一回り高いのがネックでしたが、メーカーが値下げしたのか市場価格が下がり、今ではグラステラリウムPROと同じ値段感になりました。(2026/06時点の情報です)
定番のグラステラリウムPROと悩む方が多いと思いますが、「見た目の良いテラリウムを作りたい人」「上フタの開閉が魅力に感じる人」なら、レプタイルガーデンを選ぶ価値は十分あるでしょう。
※本製品は2025年6月に購入したものです。仕様は変更される場合がありますので、その点はご留意下さいませ。

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