ツノガエルがエサを食べない時の対処法【拒食】

ツノガエルがエサを食べない場合、ベビーサイズかそうでないかで対応が変わります。

成長ステージにあわせた拒食の対処方法を解説します。

目次

お迎えすぐは食べない

その後色変だと分かったクランウェルツノガエル

まずお迎えしてすぐは輸送・環境変化のストレスでビビッていますので、すぐにはエサを食べない傾向があります。

ベビーサイズなら1日程、鶏卵Lサイズ以上のサイズであれば3日以上経ってからエサを与えてみましょう。

もちろん食べるなら与えてもよいです。ただし食べないからといってピンセットやエサを長時間振り回すと、完全にビビッてその後エサを全く食べなくなり餓死することに繋がってしまいますので注意して下さい。(落ち着いて食欲が戻ってきてからがベター)

ベビーサイズの拒食

小さなクランウェルツノガエルと500円玉
このサイズでの購入は要注意

500円玉と同じぐらいかそれより小さい場合、一番留意して欲しいポイントが人工飼料ではなく活餌生きた餌を与えるべきであることです。

育ったツノガエルは待ち伏せ型で通ったものを反射的に食らう性質があるものの、オタマ直後の子ガエル達は兄弟・同族のオタマジャクシや小さい子ガエルを食って大きくなる一面があります。

「クランウェルツノガエル」「ベルツノガエル」であれば脱オタマ直後でも人工飼料を食べることがほとんでありますが、その他のツノガエルである「アマゾン」「ブラジル」「ホオコケ」などにとっては活餌が欠かせません。(あとチャコガエルも)

対処が遅れると餌に食いつく力が無くなって復帰は困難になりますので、ベビーのツノガエルの拒食はすぐ活餌を用意して対処するようにして下さい。(ベビーだと空腹から3日で復帰不可能になることもあります)

生き餌の与え方(メダカ)

エサ用のメダカ

ベビーのツノガエルへの反応がかなり良く、最も入手しやすいのが「メダカ」です。観賞魚を扱っているホームセンターなら1匹50円ほどで手に入ります。

メダカを放り投げた後、ピンセットでメダカを刺激して跳ねさせます。このピチャピチャ跳ねる様子は子ガエルにとってかなり食欲をそそる動きで、何度かはねさせているとかなりの確率で襲う動きを見せるでしょう。

注意ポイントとして、床材がソイル・赤玉土などの土系だとメダカの体に付着してしまうのであらかじめウールマットなどのスポンジ系床材にしておく必要があります。

メダカは「アマゾンツノガエル」「ホオコケツオノガエル」「クランウェルツノガエル」「ベルツノガエル」に有効です。

生き餌の与え方(コオロギ)

ヨーロッパイエコオロギ

メダカの次に反応が良いエサとしては「ヨーロッパイエコオロギ(ハウスクリケット)」および「フタホシコオロギ」「クロコオロギ」です。こちらも爬虫類を取り扱っているホームセンターなら1匹50円ほどで手に入ります。

口の横幅と同じくらいかやや小さいぐらいのサイズ感のものを、飼育容器に1匹ずつ投入します。コオロギが走り回る様はツノガエルの食欲を刺激し、それを見た後に近くに通ると食いつこうとするでしょう。

注意点としてコオロギは放置しているとカエルを齧って襲いますので、必ず観察しつつ食べ残した場合は取り除いてください。(特にフタホシ・クロコオロギはとても齧るので入れて放置はNG)

コオロギは「ブラジルツノガエル」「チャコガエル」「クランウェルツノガエル」「ベルツノガエル」に有効です。

ヤングサイズ以上の拒食

鶏卵のLサイズを超えたぐらいのツノガエルは、まずエサを与えすぎてないか?を確認してください。

ツノガエル、1回のエサの量の目安

ベビーサイズであればツノガエル頭サイズの量を2日に1回程度ですが、サイズがアップすれば給餌間隔・消化時間は伸びます

1つの目安として鶏卵Lサイズで週2回・アダルトサイズで2週間に一度程度でも十分な方です。鶏卵Lサイズより大きいぐらいのサイズなら、1週間エサ食わないというのは普通です。

1つの例として私はアダルトサイズであれば、ピンクマウスLL・ファジーマウスを1ヶ月に1回程度しか与えていません。

人工飼料は嗜好性が低め

ほとんどのツノガエルが人工飼料を食べてくれますが、そもそも人工飼料は他のエサと比べると嗜好性が低いエサであり、個体によっては人工飼料を口に入れてから吐く場合もあります。

そのような場合は人工飼料以外を与えてみると改善する傾向があります。特にアマゾンツノガエル・チャコガエルは人工飼料だと吐く個体が多いですね。

人工飼料にも嗜好性の低い・高い製品がありますが一番人気の「ひかりベルツノ」でもダメなら、「姉金・ドジョウ」などの魚や「冷凍ピンクマウス~ファジーマウス」、小型種であれば「コオロギ」を与えてみるのも良いかもしれません。

病気・劣悪環境による拒食に注意

なお床材が汚かったり細菌感染による病気にかかっている場合も食欲がなくなりますので、これは見逃さないように注意して下さい。

まずケージおよび床材の清掃をいつやったかを確認した上で、元気自体がなさそうであれば獣医師にかかることを推奨します。(特に床材がウールスポンジの場合、毎日レベルでの清掃が推奨なのですが、実際はサボって病気にさせてしまいやすいので注意して下さい)

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以上参考になりましたら幸いです。

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